山口新聞読者コラム東流西流「駅前を“エキマチ”へ」2015.3.3

縁あって、この3月~4月の2カ月間、山口新聞の読者コラム「東流西流」にエッセーを書かせていただくことになりました。エキマチ下関推進協議会事務局ディレクターとしての立場から、下関駅前で始ったまちづくりにまつわる出来事や思いを文章にしています。

「駅前を“エキマチ”に」2015年3月3日(火)掲載

私たちの駅前をもっと楽しい笑顔あふれる空間にしていきたい、市民と行政と事業者が一緒になってそんな思いを具現化していく。その中心的な役割を担っていくために、駅周辺の事業者が協力して昨年四月に設立したエリアマネジメント組織、それがエキマチ下関推進協議会です。私はそこで事務局ディレクターとしてイベント運営のお手伝いをしています。

今までに行った具体的な活動は、駅周辺の清掃活動や、エキマチ広場(駅前人工地盤)でのオープンカフェやコンサート、フリーマーケット、下関市の夜間景観の魅力度アップのためのクリスマスイルミネーションなど。下関市合併十周年記念プロジェクションマッピングも実行委員会を組織して中心的な役割を担ってきました。

私たちが目指すものは、何も大規模イベントを仕掛けて大量動員するようなフェスティバルイベントだけではありません。市民のみなさんが、駅前に来てほっとできる空間づくり、ちょっとしたテーブルとイスがあって、心地良い音楽が流れている。その隣では美味しい飲み物が販売されていたり、かわいい雑貨屋さんがあったり。そんな市民が気軽に訪れたくなるような心休まる空間づくりです。そしてそれを実現するために欠かせないのが「テーマ型コミュニティ」の存在です。

(下関市、エキマチ下関推進協議会事務局ディレクター 西村 祐一)