「コミュニティデザイン」山口新聞東流西流2015.3.10掲載

「コミュニティデザイン」

「コミュニティデザイン」という言葉を聞いたことがありますか?楽しいまちを作っていくために、山崎亮さんという人が提唱しているまちづくりの手法です。

誰かが誰かに「してあげる」「こうしてほしい」とお願いする関係から、「こうしたい」という主体的に行動する人が集まってくる。それがテーマ型コミュニティです。そして楽しくやる中から、にぎわいやまちの魅力が引き出されていき、そんな好循環が持続していく。そんな仕組みづくりがコミュニティデザインです。

山崎亮さんの著書を読んでいて、とても気になるフレーズがありました。「まちづくりに携わっていて、思い通りにことが進まないとき、そんな時は、あせらずゆっくりじっくり取り組めばいいんだ」と。そのゆっくりと時間をかけて人と人が協力しながら進める姿、関係性こそが、人の幸せであり、まちの豊かさそのものなのだと。

私たちもエキマチ下関を、もっと楽しいまちに、誇りの持てるまちにしていくために、市民と行政と事業者が一緒になって、コミュニティをデザインしていきたいと思っています。ここまで読んでくださったあなた、私たちと一緒にエキマチを、そして下関を盛り上げていきませんか?

(下関市、エキマチ下関推進協議会事務局ディレクター 西村 祐一)